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『お久しぶりです、長谷川さん。』
この人をこどもに紹介するにはどう言おう。「サングラスをした宅 八郎のような、、。」と言っても、もはや宅さんさえも知らぬだろう。長谷川きよしがデビューした時、ボクは小学生でした。彼は、明るい毎日しか必要のないような日々を送っていた私に、この世の闇の空間を覗かせたような人であり、私の胸はポッカリと穴を開けられたように、侘びしさを覚えさせられた、黒一色のイメージで、私の前に、また背後から、また内側からも登場した歌手なのでした。(同時代の人で、女性でのそれは、カルメン.マキだったりしました。) 高校の修学旅行では、白黒の、彼がデビューを果たすまでのドキュメント映画を見せられました。そんな小学生が自ら進んで長谷川さんを耳にする気になるまで、とうとう35年くらい掛かりました。シーナ.リンゴがアルバムでスピッツ草野マサムネとデュエットしている「灰色の瞳」は、残念ですが「定番」の方でどうぞ。(ボクは両方買ったよ。)そのかわり、このシングルコレクションでは、「黒の舟歌」のスタジオ録音バージョンが聴けます。氏の歌はまっすぐ心にとび込んでくるので、気軽には聴けないや。でも小学生だって聴いてもいい。人間には、暗黒の世界は誰にでもあるものだろうので。ゼヒお母さんに頼んでください。きっとオドロクでしょう。しかしもしも長谷川さんがギャグとか一発やってくれたら、一気に身近な存在になる気がするけど、、、。 |
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